Philippe Parreno
VOICES
明洞から
リウム美術館への
行き方
バス停「明洞エントラス」から4103バスに乗ろうと思います。電光掲示板に次に来るバスの情報が出ているので分かりやすいです。
来ました! 4103バスです。T-Moneyカードをピッとして乗りました。
ちなみにGoogleマップによると4103番バスの他、5500-2、9003、9200、9300番のバスでも良さそうです。バス停「明洞エントランス」から16分です。
そうそうソウルで使う地図アプリはNAVERマップがオススメされる事が多いですが、父ちゃんは頑なにGoogleマップ一択です。なぜなら、普通に使えるし、Googleマップのローカルガイド Level 7だからです。
バス停「Soonchunhyang Univ Hospital」で下車。Googleマップを見ながらリウム美術館の方角へ、坂を登って行きます。
見覚えのある通りに出てきました。この向かいの路地ですね。
見えてきました、リウム美術館の看板が。
この坂の上の近代的な建物がリウム美術館となっております。前回は予約をしてなかったので入れなかったけど、今回は常設展の予約をしているので安心です。ただ特別展は韓国のクレジットカードが無いと予約が出来ない💩仕様でした。
でも予約が無くても特別展に入れると思います。なぜならば道中に調べた所、まだ特別展の予約を受け付けていたので。
入れる気しかしない!
👆坂の上のリウム美術館はこの辺。
リウム美術館の
エントランス
こちらがリウム美術館のエントランスです。約一年ぶりです。
さて、問題の特別展です。予約してないけどPhilippe ParrenoのVOICESのチケットを買えるか尋ねたところ、大丈夫でした! よし。
そうそう。娘のUniv料金のチケットを買う時にパスポートを見せましたが駄目で、学生証が必要でした。普通に日本の日本語で書かれてる大学の学生証でOKでした。大学生は学生証を持参しとくように。
さて、リウム美術館は3つの棟からなってます。M1、M2、児童教育文化センターです。ではM1から行きましょうか。その前にロッカーの紹介をば。
リウム美術館のロッカー
このサーバーのような、いやロッカー式のお墓のような、黒光りする壁一面がロッカーです。
ロビーのトイレの前にもロッカーがありました。
当日の利用時間内でのみ使用してください。入れっぱなしは、だめよ。
M1
螺旋階段
ではM1から行きましょう。このM1棟はスイスのマリオ・ボッタ氏の設計ですって。
チケットのQRコードをピッとして入場。エレベーターで一番上まで登って、そこから順に降りていく感じの作りです。
この天井からの太陽光が気持ち良(よ)!
みんな上から写真を撮ってたんだけど、もしかして螺旋な感じが楽しめるのでは?
覗き込むと「おお!」 楽しい。
なるほど、ここを下りながら各階の展示品を見て回るのな?
少し降りては螺旋を楽しみました。差し込む虹色の光が「ちゃちい」けど、キレイ。
常設展
Traditional Korean Art
父ちゃんは普通にこういうオリエンタルなアートが好きです。13世紀って高麗ですね。遠い昔に、日本史で習いました。
このフロアは居心地が良いですね。父ちゃんはココで、お香とか焚いて暮らしたいです。
仏具は好きですよ! だって父ちゃんは大学で東洋美術を勉強してたので。
オラファー・エリアソン
Gravity Stairs
M1常設展の最後の下に降りる階段、というかその空間そのものもが作品(インスタレーション)となっておりました。オラファー・エリアソン氏の「Gravity Stairs」という作品だそうです。さっきまで仏具を見てたのに、いきなりSFチックな空間の登場でテンションが上がる。
M2 特別展
フィリップ・パレーノ
『VOICES』
お次はフランスのジャン・ヌーベル氏建築の、M2棟へ潜入いたします。
チケットのQRコードをピッとして入場します。
白状するね。本当の事を言うと、この特別展が見たくてリウム美術館に来たワケじゃないんだ。リウム美術館の「建築物」を全部見る為には、この特別展にも入らないといけなかったんだよね。娘の建築のお勉強の為だもの。
でも結論から言って特別展もめちゃ楽しめました。現代アート、面白いじゃないの。現代アートについて、ずぶの素人の父ちゃんは素で感じたママを書いていきますね。それは違うとか、訂正とか要らないですからね。
父ちゃんはこの展示から、自分の20代の黄金時代だった1990年代くらいのテイストをベースにした近未来の世界みたいな、そんな匂いをプンプン嗅ぎ取りました。
なんかね良くわからないですけど、吊られてるメカがサイバーでかっこ良いのです。下にふわふわ漂ってるバルーンはチープですけど。これらのバルーンは触っても良いらしい。父ちゃんは最後までこの魚は気に食わなかったです。
👆このメカ、かっこいいから。動いてるの見てみて。
汚れた雪山ですね。溶けかけの雪だるまも展示してたけど、退廃したイメージだよね。自然モチーフだから環境汚染とかの。けど、東京で雪が積もったら普通にこんな感じだけどな!
このクリスマスツリーはなんだろう。窓の外にあったんだけど。季節外れのクリスマスツリーは好きじゃないです。あざとすぎる。
いや東南アジアの新年過ぎて新正月辺りまで飾り続けるクリスマスツリーは好きですが、6月のクリスマスツリーは無いわ。
二階から見下ろした所。いたるところに隠しキャラの様に魚の風船が置いてありました。
NO GHOST
JUST A SHELL
このキャラも、90年代に同潤会アパートのレイヴファッション屋で売ってたTシャツに描かれてそうなキャラだよな。または90年代にヨーロッパにレコード買いに行ってた時に集めたフライヤーとかにありそうなデザイン。
アンリーだって。アンリーについてのストーリーは自分でググって。攻殻機動隊が『GHOST IN THE SHELL』だから、「NO GHOST JUST A SHELL』って文字ってるよね〜、くらいの知識で。
セーブポイント
知ってますか? 世界中にはセーブポイントが散らばっている事を。
👆こないだインドのゴアに行った時にも見つけたんだよね、セーブポイント。
リウム美術館でも、セーブポイントを見つけたわ。これ、絶対セーブポイントだわ。セーブポイントでセーブしておくと、人生で失敗してもココからやり直すことが出来るのです。
さっそく父ちゃんはセーブしときました。まぁこの特別展が終わると撤去されるだろうから、次回リウム美術館に来てもロードはできないんだけどな。記念に。
ロビーの螺旋
ロビーに戻ってきました。この床に照らされた虹色の光は、あれだな?
下から見上げると、先程の螺旋階段でした。
Child Education & Culture Center
児童教育文化センター
次は児童教育文化センターに入ります。こちらの棟はオランダのレム・コールハース氏の建築だそうです。
ここもPhilippe Parreno氏の『VOICES』の続きだよな?
地下に降りてみると……。だだっ広い白い空間に、等間隔の白い照明がかっこ良いです。
そして天井には、段ボールの隙間を埋める緩衝材みたいなビニールの袋が浮いてます。まだこっちの方が好き、魚より。
するとエスカレーターをダンスしながら降りてくる人(ダンサー?)が、太極拳のようなスローな動きで登場。しばらく踊っては、エスカレーターを登って帰っていきます。
次々と別の人がスローなダンスをしながら登場するので、「新キャラ登場!」とばかり興奮しながら見てました。
この空間に漂う音もあれだな、これも90年代に聞いたノイズとかアンビエントなやつを思い出してました。具体的にはTHE KLFの『CHILLOUT』とかな。
そういえばTHE KLFの『THE WHITE ROOM』ってCDあったけど、ここもホワイトルームだよなとか思いながら観てた。
あの当時の未来感というか、(199X年っていう本当に)世紀末な感じ、まぁディストピアだな。そんな世界観を受け取った父ちゃんであった。
外に出ると、そういえばココにも展示があったな。青空と対比して不気味だけど、かっこよ。さっきのセーブポイントで吸われたデータが外に運ばれるんだろうな(という妄想)。
帰り道に見たクレーンすら、何かの作品に見えてしまった。
次回は、聖水(ソンス)に移動します。
つづく